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『ラヴ上等2』たいちゃんは返事が遅いだけで「クズ」? 手紙騒動の見方

※Netflix『ラヴ上等』シーズン2の内容に触れます。

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※Netflix『ラヴ上等』シーズン2の内容に触れます。

まりりんがたいちゃんに手紙を渡した。でも、返事はすぐには来なかった。

恋愛番組だから、気まずい沈黙まで全部見られている。しかも話が進むと、「返事が遅い」から「相手を雑に扱った」「人としてどうなの?」という話になっていく。

ちょっと待って。手紙の返事って、24時間以内に出さないと人間性まで採点される制度だった?

もちろん、待っている側が傷つくのは分かる。だからこそ、ここは二つに分けて見たい。

手紙を渡した側は、何を待っていたのか

『ラヴ上等』シーズン2では、まりりんがたいちゃんへ好意を伝える手紙を渡す。一方、番組で映るたいちゃんの気持ちは、ひかるのほうへ向いている。

手紙を渡すのは勇気がいる。返事がない時間は、ただの空白じゃない。「読んでくれた?」「どう思った?」と、あれこれ考える時間になる。

だから、「気持ちに応えられなくても、一言ほしかった」という不満には筋が通っている。断られるつらさと、答えが分からないつらさは別物だからだ。

ただ、待っている側がつらかったという事実だけでは、相手がわざと傷つけようとしたかまでは決まらない。

「返事が遅い」と「無視するつもり」は違う

画面越しに見えるのは、放送された行動と会話だけ。本人がその間、何を考えていたかを全部知ることはできない。

例えば、返事が遅れた理由には、断り方を迷っていた可能性も、別の相手への気持ちを整理していた可能性もある。もちろん、相手への配慮が足りなかった可能性だってある。どれだったかは、返事の速さだけでは判定できない。

「まだ返事をしていない」から「最初から無視する気だった」へ飛ぶと、出来事の説明がいつの間にか人格への判決になってしまう。

裁判のスピードが速すぎる。証拠品、まだ手紙一枚なんだが。

たいちゃんは何も悪くない、でもない

ここで「じゃあ返事をしなくてもいいの?」となると、それも違う。

もう気持ちが決まっているなら、相手が期待し続けないよう、できるだけ直接伝えたほうが親切だ。断る言葉を考える時間が必要なら、「ちゃんと読んだ。少し考えさせて」と伝える方法もある。

ただし、相手が勇気を出して告白したからといって、その日のうちに好きになる義務も、完璧な答えを出す義務もない。

問題にできるのは「今回の伝え方がよくなかった」という行動の部分まで。「だからこの人は全部ダメ」と広げると、次に直せることまで見えなくなる。

恋愛の「筋」は、性別より伝え方

番組のように複数の人が気持ちを伝える場面では、誰かが迷うこと自体は不思議ではない。付き合う約束をする前ならなおさらだ。

大切なのは、「男なら即決」「女なら待ってもいい」のような片側だけの決まりにしないこと。

自分の気持ちを決める自由はある。相手にも、いつまでも待たずに離れる自由がある。その間をつなぐのが、短くても誠実な説明だ。

返事を求めるのは自然。でも、返事の期限を勝手に決めて人格まで採点するのは別の話。

結局、あの手紙騒動はどう見る?

まりりんの「一言ほしかった」は理解できる。たいちゃんに「早めに直接伝えてほしかった」という批判も成立する。

けれど、放送で見えた返事の遅さだけを根拠に「わざと無視した」「人として最悪」と断定するのは飛躍がある。リアリティ番組には編集もある。見えていない会話や事情まで決めつけないほうがいい。

恋愛は難しい。手紙を渡す勇気も、断る勇気も要る。

だから、せめて返事の遅延と人格の全損判定は、別のボタンにしておいてほしい。

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