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返信が遅いだけで「浮気する人」認定?恋愛相談が裁判になる瞬間

「恋人の返信が遅くて困ってる」と友達に話した。

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「恋人の返信が遅くて困ってる」と友達に話した。

返ってきたのは「それ、遊んでるんじゃない? 別れなよ」。

待って。話題は返信の速度だった。浮気の容疑者、まだ登場していません。

返信が遅い→遊び人→別れろ。飛びすぎでは?

「返信が遅い」は確かめられる出来事だ。「大切にされていないのかも」は気持ちや推測。「ほかの人と遊んでいる」は別の仮説だ。そこから「絶対浮気する人だ」へ進むには、肝心の証拠がない。

友達の気持ちは分かる。困っている人を守りたいし、味方にもなりたい。でも「それは嫌だったね」と「相手は悪人だ」は別の話。前者は励ましで、後者はまだ出ていない情報を勝手に足している。

相談で先に聞くのは、人物評価より状況

たとえば、返信が遅いのは今回だけ? いつも? 連絡の頻度を二人で話したことはある? 困ると伝えた後、何か変わった?

これを聞くだけで話は進む。「約束したのに繰り返し放置された」なら、その行動を問題にすればいい。逆に連絡のペースが違うだけなら、まず期待を合わせられるかを見ればいい。

危険な言動や暴力、脅しがある場合は別だ。証拠を全部集めてからでなくても、安全を優先して距離を取ってよい。別れる自由に、裁判の判決文はいらない。

友達に欲しいのは判事ではなく、質問係

「それはつらかったね。で、何が分かっていて、何がまだ分からない?」

この一言なら気持ちを無視しないし、勝手に犯人も作らない。相談のあとに増えてほしいのは悪口ではなく、確かめることと選べる行動だ。

恋愛相談は裁判ではない。証拠品ゼロなのに判決だけ満場一致――その会議はいったん閉廷しよう。

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