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求人倍率が高い技術職は勝ち組?「仕事はあるのに帰れない」の落とし穴

「一般事務は倍率が低い。技術職なら求人が多い!」

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「一般事務は倍率が低い。技術職なら求人が多い!」

それなら図面を描く仕事を覚えよう。手に職がつく。机に座れる。定時で帰れそう。

完璧な作戦に見える。ところが現場経験者の話を聞くと、返ってくるのは「納期前は残業」「急な修正」「たまに現場」。そして一言。

「座ってはいられるよ。ずっとな」

待って。求人数が多いことと、働きやすいことは同じではないのか。

求人が多い理由が「人が足りない」かもしれない

求人倍率は、ある範囲で求職者に対して求人がどれくらいあるかを見る数字だ。職場の残業時間や人間関係を採点した数字ではない。地域や時期、職種の区切り方でも変わる。

仕事の量が増えて求人を出している会社もある。一方で、人が辞め続け、穴埋めのために求人を出している会社もある。外から見れば、どちらも「求人が多い」だ。

だから求人倍率だけで「将来安泰、しかも楽」と決めるのは早い。

専門性がある人にだけ仕事が集まる

専門性は強みだ。転職で使えるし、簡単に代われない仕事も任せられる。

ただし、職場に一人しかできる人がいないと、褒め言葉がそのまま追加業務になる。

「これ、君しか分からないから」

「お願い、今日中に」

努力して技術を身につけたら、仕事の無限湧き機能が解放された。 ゲームならレアスキルだが、現実では定時が消えることもある。

もちろん技術職が必ず激務という話ではない。必要な人員を置き、仕事を分担し、無理な納期を断れる会社もある。差を生むのは職種名だけでなく、その職場の回し方だ。

「何をする仕事?」より「何人で回す仕事?」

求人票を見るなら、給与や職種名に加えて、こんなことを確かめたい。

普段と繁忙期の残業はどれくらいか。欠員が出たら誰が代わるか。新人が一人前になるまで誰が教えるか。急な仕事を断る判断は誰がするか。有給は実際に取りやすいか。

面接ですべて分かるわけではない。それでも「うちはみんな頑張っています」しか答えが返ってこない職場と、具体的に説明できる職場では、見えてくるものが違う。

欲しいのは求人が多い仕事ではなく、需要のある技術を持っていても無限に働かされない仕事。

求職者が少ない職種なら、会社が人を選ぶだけではない。人も会社を選べる。せっかくの売り手市場なら、椅子の有無より帰れる時刻を聞こう。

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