PCで集めたカードをスマホでも使おうとした。ログインした。ところが、見慣れたカードがない。画面には初心者の案内役、エース先輩がにこやかに立っている。
「もしかして最初からになった?」
いや、容疑者を決めるのが早い。エース先輩は普通に出勤しただけである。
画面が「初回っぽい」ことと、データが消えたことは違う
元の記事で起きたのは、PCのデータをスマホへ持っていこうとして、スマホ側に正しいデータが表示されなかった出来事だ。結局、PC側の元データは残っていた。スマホで正しく連携できていなかった。
新しい端末で持ちカードが見えないと、データが消えたように感じる。でも、端末が見ているアカウントが違うだけでも似た画面になる。
その時点で、元の端末からゲームを削除したり、どちらかのデータをむやみに上書きしたりする必要はない。
同じGoogleでログインしたつもりでも、同じCygames IDとは限らない
『Shadowverse: Worlds Beyond』の公式案内は、ゲームデータとCygames IDを連携してから別端末へ引き継ぐ手順を示している。ここに小さくない落とし穴がある。
登録時と別の外部アカウントを使った場合などには、別のCygames IDが新しく作られることがある。本人は「Googleでログインした」と思っていても、ゲーム側で同じセーブデータを見ているとは限らない。
まず元のPCで使っていた連携方法とアカウントを確認する。移行先で表示されるユーザー情報が、使いたい元データと一致するかを確かめる。確認できないまま「引き継ぐ」を押さない。 連携方法によっては移行先のデータが上書きされるためだ。
画面の操作名は更新されることがある。実際の作業では、公式の最新案内を優先しよう。
エース先輩、第8弾にもいた。むしろややこしい
エースは初心者を案内するキャラクターだ。新しい端末で彼女を見ると、「最初から始まった」と思いやすい。
ところが2026年6月29日発売の第8弾カードパック『Chronicle of Destiny』にも、《アナタの先輩・エース》が収録されていた。
つまり、エースが画面やパックにいることは、初期化の証拠でも、第1弾を見ている証拠でもない。
「カードがない」「エースがいる」「知らないパックだ」。三つ揃うと脳内で緊急会議が始まるが、結論はまだ出ていない。
本当に見るべきものは、案内役の顔ではなく連携先
最初に確かめるのは、元の端末のデータが残っているか。次に、どのCygames IDや外部アカウントに連携していたか。最後に、引き継ぐ画面で表示されるデータが自分のものか。
そこで一致が確認できなければ、操作を進めず公式サポートの案内を確認する。大事なのは、見た目が初心者向けかどうかではなく、どのデータを読み込もうとしているかだ。
エース先輩は無罪。笑顔の受付係を、いきなりデータ消去犯にするところだった。
参考資料
- Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』公式「データ連携のご案内」:https://shadowverse-wb.com/ja/datalink/
- Cygames ID サポート「ゲームと連携済みですがマイページでは未連携」:https://support.cygames.com/
- Cygames『Chronicle of Destiny』カードパック:https://shadowverse-wb.com/en/cards/pack/chronicle-of-destiny/
