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『PRAGMATA』Sevenはなぜ「失敗作」? Eightの成功基準がおかしい

『PRAGMATA』の研究所は、Sevenを「失敗作」、Eightを「成功作」と呼んだ。ところが物語の終盤、世界を救う側に立つのはSevenことディアナ。Eightは地球にとんでもないものを持ち込もうとする。

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『PRAGMATA』の研究所は、Sevenを「失敗作」、Eightを「成功作」と呼んだ。ところが物語の終盤、世界を救う側に立つのはSevenことディアナ。Eightは地球にとんでもないものを持ち込もうとする。

成功と失敗、採点表が逆では?

※ここから物語の核心に触れるネタバレがあります。

Sevenの「欠点」は、体から毒を出せること

ヒギンズ博士は、病気の娘デイジーを救う治療法を探していた。月の研究所で作った人造の体がSevenとEightだ。治療に使う素材からは、体に悪い「デッドフィラメント」が生じる。

Sevenには、それを体の外へ出す機能があった。聞くだけなら優秀だ。ところが実際の人間には同じ機能がない。つまり、Sevenで実験しても人間の体内で何が起きるかを正確に調べられない。

博士の研究にとっては不合格。でも生き残る側からすれば、めちゃくちゃありがたい能力だ。毒を出せるから落第。採点する側の事情が強すぎる。

Eightが合格したのは、毒をためられるから

次のEightは、デッドフィラメントを自動では出さず、一か所に集められるよう設計された。これなら人間の体に近い条件で調べられる。実験の道具としては改善だった。

ただし「ためられる」ことと「安全に取り除ける」ことは別。ゲーム内資料でも、集めた後にどう取り出すかは次の課題とされている。Eightの完成は、治療の完成ではなかった。

研究室では高評価。毒物保管係としては採用。世界の安全担当としては不採用。

本当に逆転したのは、能力より選択

Eightは博士の死後、残された悲しみを地球へ伝えようとして、危険な物質を運び出す計画に進む。一方ディアナは、ヒューと過ごしながら、自分が何を守るのかを選んでいく。

だから、これは単純に「毒を出す機能が強い」という話だけではない。作った人の目的をそのまま実行しようとしたEightと、その目的から離れて自分で決めたディアナの違いが、物語の中心にある。

結局、何に対して失敗だったのか

Sevenは「人間の病気を再現する実験体」としては役に立たなかった。けれど、それはディアナという存在全体の評価ではない。Eightは実験条件に合ったが、そのことが正しい生き方や安全を保証したわけでもない。

『PRAGMATA』のいちばん怖いところは、失敗作が世界を救うことより、採点表を作った人が最後まで採点表を疑わなかったことかもしれない。

参考:Capcom公式紹介、GameSpotのストーリー考察、ゲーム内資料「D-I-3355-8 System Overview」の公開転記。研究の合否と、その後の事件の原因を混同しないよう整理した。

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