初めてのボードゲーム会。ルールを教わりながら一戦終えて、話せたのは「その手があったんですね」の一言だけ。連絡先は交換せずに帰った。
こんな参加でも、「友達ができなかったから失敗」と決めなくて大丈夫です。ゲームが楽しかったか、また来たいと思えたか。初回はそこを確かめるだけで十分です。
社会人サークルや趣味のコミュニティでは、まず活動そのものを楽しむところから始めてみましょう。
初回から「仲良くなる成果」を持ち帰らなくていい
初対面では、お互いのことがまだ分かりません。緊張する日もあれば、活動に集中していて会話が少ない日もあります。
一度で親しくなる人もいれば、顔を合わせるうちに話しやすくなる人もいます。「三回目で挨拶、五回目で友達」のような進行表はありません。友情にスタンプカードを持ち込まなくていいのです。
続けるかどうかは、居心地、活動への興味、時間や費用の負担を見て決めます。友達を作るために、合わない場へ無理に通う必要はありません。
話題は、目の前の活動にある
趣味の場なら、相手の私生活を聞かなくても会話を始められます。話題は目の前の活動にあります。
- 読書会なら「どの場面が印象に残りましたか」
- ゲーム会なら「その遊び方、試してみたいです」
- 創作の集まりなら「その色の組み合わせ、いいですね」
質問攻めにするより、自分の感想を一つ添えて、相手が話したければ続けるくらいがちょうどいいです。返事が短くても、嫌われたと決めつけないでください。無理に話を引き延ばさなくて大丈夫です。
同じ趣味でも、望む距離は違う
活動を一緒に楽しめればいい人もいれば、個人的にも親しくなりたい人もいます。同じ場にいるだけで、連絡先の交換や別の日の誘いまで歓迎されているとは限りません。
まずは活動のルールを守り、相手の時間や話したくないことを尊重します。個別に連絡したいときは、交換してもよいかを聞きましょう。断られたら、そこで止めます。深い悩みや詳しい個人情報も、急いで話さなくて大丈夫です。
次も行くかは、自分の楽しさで決める
また参加したいと思えたら、無理のない範囲で顔を出してみましょう。前に一緒に遊んだ人がいれば、「この前はありがとうございました」と声をかけるきっかけにもなります。
それで必ず友達になれるわけではありません。集まりの中だけで楽しく話せる関係もあります。交流が負担なら、参加の間隔を空けたり、別の場を探したりしてかまいません。
最初から全員と仲良くなることより、「今日はこの活動を楽しめた」と思えるかどうか。そこを大事にしながら、お互いに心地よい付き合い方を探していきましょう。
