地理は苦手。首都も怪しい。なのにGeoGuessrの配信でブラジルの「はしごみたいな電柱」が映ると、「それ知ってる!」と反応してしまう。
国旗は覚えてないのに電柱は覚えた。学校では開講されない「世界の電柱学」を履修している。
変な形を見てから、国名を覚える
GeoGuessrは、Street Viewの景色を見て場所を当てるゲームだ。正解を探すため、道路標識や植物だけでなく、画面の端まで観察する。
たとえば古いセネガルの画像に見える空の不自然な継ぎ目。ケニアの一部の画像で車の近くに見える黒い筒。そしてブラジルの一部にある、はしごのような穴が並ぶ電柱。
「この国の歴史を学ぼう」より、「え、空が割れてるの?」のほうが先に頭へ入る。そこで国名を聞くと、変な形と地名がセットで残る。
撮影車の部品は、その国の名物ではない
Googleによると、Street Viewは複数の写真をつなぎ合わせた360度画像。撮影車の機材や撮影時期が違えば、見た目も変わる。だから空の継ぎ目や車の部品は、地理というより「Googleがその場所をどう撮ったか」の痕跡でもある。
一方、電柱の形は現地の設備。どれもヒントになるが、「黒い筒=ケニア確定」「この電柱=ブラジル確定」とは言えない。同じ国でも場所で違い、古い画像が新しい撮影に置き換わることもある。
結論:電柱から世界地図に入ってもいい
最初は「ブラジルの電柱、おもしろい」で十分。そこへ言語、道路、植物、地形を足していけば、変な豆知識が少しずつ地理になる。
首都より先に電柱を覚える。学習順序は事故っている。でも、世界を見分ける目は育っている。
参考: GeoGuessr / Google Street View
